待合のお花

2025年10月20日
2025年10月20日

シェイクスピアの詩(ソネット)を引用して吉田健一が書いた文章に 「例えば英国の秋は、木が紅葉すると言っても、その色は赤と黄に限られているのではなくて、紫、茶、黄、赤などの色がまだ紅葉していない緑と混じって何れがより鮮明であるかを秋空の下に競うのであり、英国の夏の緑もそれに劣らず何か、現実とは思えない光沢を持っている。」 とあります。

美しい文だなぁと思います。

今年は夏の暑さが長く続いたので、10月も半ばになって一斉に秋の花や枝ものが花屋さんに入ったそうです。紫の残った秋色紫陽花を見つけました。

生け花で移りゆく様々な色の美しい秋を表現出来たらと思います。

野茨(ノイバラ)

ダリア(ベンヒューストン)

メラレウカ(ティーツリー)

秋枯れ紫陽花