野菊や杜鵑(ホトトギス)など頂きました。
この野菊は野紺菊(ノコンギク)か嫁菜(ヨメナ)かどちらかなと思っていると、朝一番に来院された方に、野紺菊ですよ、と教えて頂きました。
嫁菜は万葉集ではウハギと呼ばれ、野で摘んで煮炊きして食したそうです。
ー春日野に 煙立つ見ゆ 娘子らし 春野のうはぎ 摘みて煮らしもー(春日野に煙が立っているのが見える。あれはきっと娘たちが春の野の嫁菜を摘んで煮ているのだろう。)
調べてみると野紺菊の新芽も美味しく食べられるようです。
野紺菊の咲き始めの花弁の立ち上がり方や色の移ろいが何とも美しいです。
夏に生けた葦はこの季節穂が出て、芒(ススキ)とはまた異なる水辺の秋です。鴨や大鷭(オオバン)、白鳥などの渡り鳥も戻って来ました。
野紺菊(ノコンギク)
杜鵑(ホトトギス)
石蕗(ツワブキ)
葦(アシ)